帽子の選び方 -カンカン帽 2022年版
2022年 06月 11日
梅雨が明けると盛夏も間近。
ケイト 浅いつば広カンカン帽
全身で見た時の軽やかさもまたケイトの魅力
2、おしゃれ目的重視型の帽子
日差しを徹底して避けたいがスタイリングの主役になる存在感も欲しい。 そんな個性的なつば広のカンカン帽をお探しの方は、カラーのカンカン帽はいかがでしょう。 モカシェリル・ピンクボーターはそれぞれカラーに染色した麦ブレードで製作しています。 モカシェリルはベージュとナチュラルカラーの麦、ピンクボーターはピンクの麦を二色使いしています。
カラーの帽子を選ぶ際にはお手持ちのワードローブの中でより数が多い服をイメージして選ぶとよいです。 服の中から一色を選んでかぶればしっくりと馴染みます。 モカシェリル 上品な二色づかい
ベージュ系の入ったロングワンピースと
また服をホワイトやブラック、ベージュやグレー等の単色でまとめ帽子をアクセントにすれば色の帽子がスタイリングの主役となり全体を引きあげる役割を果たしてくれます。
カラーの帽子を上手に取り入れてみると、何より場が華やぎますし(イギリスのウェディングやレーシングの場を想像してみてください、皆装いにあわせたカラーの帽子を取り入れています)おしゃれのレベルがぐっと上がります。帽子の力を存分に活かしたい方へおすすめします。
ピンクボーター
ホワイトコーディネートに合わせて存在感を際立てて
ヴィヴィアンブラック
一つあるとおしゃれ度が↑ ヘッドピースタイプのヴィヴィアン こぶりの帽子がスタイリングに果たす役割は無限大
この夏のしっくりくる帽子をお探しの方へ
グログランのバリエーション豊富なカンカン帽の選び方のアドバイスをお伝えします。
カンカン帽とは:
たたくとカンカン!と音がするくらい糊が入って形作られたてっぺんが平らでつばの丸い帽子のこと。
ヴェネツィアのゴンドラ操作者がかぶっていたことからボーター(boater)、キャノチェ とも呼ばれる。
たたくとカンカン!と音がするくらい糊が入って形作られたてっぺんが平らでつばの丸い帽子のこと。
ヴェネツィアのゴンドラ操作者がかぶっていたことからボーター(boater)、キャノチェ とも呼ばれる。
もともとは男性用の帽子として作られた、セミフォーマルの帽子だがココ・シャネルが好み、女性のファッションに積極的に取り入れた帽子でもある。
つばの広さ、クラウン(頭部分)の深さで雰囲気も用途も異なる。
夏の帽子には大きく3つの役割があります。
1、日差しを徹底的に避ける帽子
2、おしゃれ目的重視の帽子
3、毎日かぶれる定番型の帽子
ご自身のニーズに合わせて、グログランの帽子からどう上手に選んでいくか考えてみます。
1,日差しを徹底的に避けたい
つばが10cm以上ある帽子は顔だけではなくデコルテ、首の後ろ部分もしっかりとカバーされ安心です。
グログランのカンカン帽でつばが10cm以上あるのは現在
アマル(12cm)・ケイト(12.5cm)・モカシェリル(13cm)・ピンクボーター(13cm) の四点です。
一つずつご案内します。
アマルはつば広のカンカン帽、ブリムの両サイド入ったスリットからリボンを通し、首の後ろや顎下で結ぶことのできる点が特徴の帽子です。
リボンをお手持ちのスカーフ等に変えることも簡単にできます。(詳しくはこちらの記事をどうぞ)
12cm と十分な広さのあるブリムは強い夏の日差しを防ぐのに適す実用性がありながら、リボンがスタイリングのポイントとなり実用にとどまらない点も魅力です。
アマルにはナチュラルの麦と黒麦があります。
黒麦のアマルブラックは黒の印象でナチュラルよりもドレッシー・エレガントな印象を強めます。
柔らかく、かつカジュアルな雰囲気を好む方はナチュラル色を、より帽子のシックな印象を利用したい場合はブラックを選ぶとよいでしょう。
黒麦は季節を選ばず、春先から秋口まで十分にかぶれることも重宝する点です。
ケイトはクラウン部分が浅いカンカン帽。ゴムとコームが二箇所内側についており、頭は深くはいらず頭の上に乗せるヘッドピース型のハットです。
ヴィクトリアン時代の女性の帽子からインスパイアされ作られた帽子で、その薄さからソーサー(皿形)ハットとも呼ばれます。
かぶり心地は軽く、髪型を気にすることなくぽんと乗せ、また角度をゴムやコームである程度自由に変えることもでき、おしゃれ要素が大きい帽子です。
髪をアップスタイルにすることが多い方は、頭のサイズに関係なく角度も自由に変えてかぶれるので使いやすい帽子です。
2022年6月現在、オンラインショップで今季一番販売となっている帽子は
こちらもおしゃれ用途の強い帽子です。
ケイトのようにゴムとコームがついており、ゴムを後頭部へ回してぱっと頭に乗せられる、ヘッドピースタイプの浅いカンカン帽です。
つばは5cmと大きくはないですが、目元はしっかりと影をおとしてくれるので日差しをふせぐ用途もきちんと果たします。
黒麦タイプはナチュラルよりもクラッシーに全体の雰囲気をきりっと引き締めてくれる点が重宝されているようです。
他の人のチョイスとかぶらずに際立った存在感を求める方へは
鬼麦というエッジを立てて編まれたブレードを使った鬼麦カンカン帽 ニキ はいかがでしょう。
鬼麦は通常の麦ブレードよりも太さと厚みがあり、立体的なテクスチャが特徴です。
鬼麦と細麦のブレードを比較したこの写真で違いがよくわかります。
比較すると鬼麦は厚みと硬さがあります。細麦は柔らかくしなやかさがあります。
いずれも折りたたみはできず、しっかりとカンカン帽の形を保ってくれる帽子です。
帽子に巻いたグログランリボンも太さの違う二色のリボンを組み合わせ、鬼麦と引き立てあい、きりっとしたアクセントになる飾りです。
主張のある帽子の際には、服は素材やシルエットにこだわりながら、色柄はシンプルにまとめるとよいでしょう。
帽子が全身の装いの格を引き上げてくれます。
3,毎日かぶる定番型の帽子
おしゃれ要素よりもより実用を重視したい、年齢を重ねても長く定番の帽子としてかぶっていきたい。
そんな定番力のあるカンカン帽をお探しの方へはフレッドをおすすめします。
女性にも男性にもバランスよくかぶれるつばの広さ(約8cm)と、しっかりと頭が入るクラウンの深さ(約9cm)が特徴です。
サイズ感も通常サイズよりもゆったり目なので普段ちょうどよい帽子がない、と
お悩みの方にもおすすめしています。(Lサイズで内寸 60cm より大きいサイズもサイズオーダー可能です) リボンは黒38mmのリボンを左サイドにプレーンなボウが付いています。 黒リボンはそれだけで帽子の一つの型として成立するので、合わせる服を選ぶことなく毎日、気兼ねなく合わせることができます。 (ご希望に応じてリボンのカラーオーダーももちろん可能です)
シンプルな形だからこそ、素材にはこだわって欲しい。
グログランの麦わら帽子は麦の中でもより上質な細麦を使用しているため、見た目に繊細さがありリネンのスーツやジャケット、ワンピース等セミフォーマルな服装と合わせてもカジュアル過ぎず、ちぐはぐ感が生まれることがありません。 細麦を縫い合わせるには熟練の技術が欠かせません。 丁寧な手仕事を経てつくられた帽子はやはり佇まいが異なります。 時間を共に経ていきたい、そんな帽子をお探しの方に自信をもってお届けいたします。
カンカン帽がおすすめな点
カンカン帽はクラウンの特徴として頭部分に空間ができるので、 通気性にすぐれ、より暑さを感じにくいこともおすすめする点です。 麦わら帽子は呼吸する素材。頭と帽子の間の空間からどんどん蒸れを逃がしてくれるので 汗っかき、暑がりの方も暑さを感じにくく驚かれることが多いです。
またセミフォーマルから始まった帽子なので 農作業用にも使われる丸型とは異なり装いに格調を加えてくれる点も、 帽子をおしゃれかつ実用として取り入れたい方にとって 男女問わずちょうどよいチョイスと言えるでしょう。
ぜひ、今回の記事をご参考いただいてご自身にぴったりのカンカン帽をみつけていただけたら幸いです。
グログランのカンカン帽一覧はこちらからどうぞ
by grosgrain
| 2022-06-11 21:38
| 帽子の選び方や着こなしヒント