人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Grosgrain グログラン

天然素材の麦わら帽子 グログランのオフィシャルブログ

ワードローブの軸さえあれば。

少ない服、というキーワードでこのブログに辿り着いている方が少なからずいる様子。もしこの先、断捨離的な記事を期待されるならば私はそれが最も苦手であることを宣言しておきます…

服に関しては流行はめぐるもの。ちょうど母と娘、ぐらいの時間が流れると、ファッションもまた一巡して新鮮に感じられるとおもう。だからとって置く。いいじゃない。とっておく価値のある服ならば。

友人が結婚式の際、彼女の母が結婚式に着た60年代のピンクのドレスをお色直しに着て、それがとても似合っていたことを憶えている。なんて素敵だろう。
服には時間や想いが重なってプライスレスになる瞬間がある。

着物を考えてみると、小さくなれば、汚れれば洗い張りをし、したて直す。母から娘へ。またその娘へ。
何度でも、一枚の反物に戻り、痛んだ場所をずらしまた仕立て、真新しく生き返らせてきたのは、生地が貴重なもので、物が乏しい日本ならではの着るモノ、であると思う。

振り返って今は。擦り切れる位着た服が、ワードローブにあるだろうか?
流行が勝手に回転しても、そこだけは変わらない軸となる服は何枚あるだろうか。
少ない服で過ごすために流行で回転する服をいくら一年単位で処分しても、また新たに買わなくてはならないからスパイラルから抜け出せない。

具体例を示してみる。私は最近出産して、授乳しやすく動きやすさをかねる、実に少ない服で過ごしていて、それがまた自分らしさを醸成している気がして、結構気に入っている。

トップス7枚
白のフィッシャーマンカーディガン
キャメルのカーディガン (母のお下がり)
グレーのVネックセーター
ブルーのTシャツ(ドイツの軍もの)
黒の七分丈Tシャツ(何年も前のGAP)
白とブルーのオックスフォードシャツ (ユニクロ)

ボトムス3枚
セントジェームズ(今有名なフランスのボーダーメイカーはかつて作業服工場だった)のブルーコットンの作業パンツ
グレーウールのジョッパー(乗馬パンツ)海外の軍ものか制服
紺のタック入りコットンパンツ

実にこの10枚を順繰りに組み合わせて毎日過ごしている。
冗談でなく目をつぶって手に触れたものを組み合わせてもしっくりと合うし、どれも丈夫でいい感じに着こなれていて悪くない。
このまま旅行カバンにつめてもいい。
暑さ寒さの調節もきく。
襟のついたシャツがあるからカジュアルすぎない。
タイツや靴下、靴、コート、巻物や帽子で変化を加えながら。そこが腕の見せ所でもある。
飽きないし、何よりどれも自分らしくて似合っているから、安心して堂々と着ていられる。

軸にあるのは人それぞれのアイテムであると思う。その人に似合うもので、時を経ても古びれず、かつ丈夫で着こなれていくもの。
ワードローブの軸に、時々時代の気分や、色を足してみると、楽しい。
それがファッション。

流行に揺るがない軸さえあれば。どこまでもシンプルに、装いを洗練させられる。

Mina

パーソナルスタイリングを行なっています。初回相談30分は無料です。詳細はこちらへ。
前田美奈子 Officialサイト/パーソナルスタイリング

着る人の美しさが凛とたつ、帽子と服。
追記。上記のセントジェームズのパンツ、ジョッパー、フィッシャーマンセーターは
中目黒のOlgouで買いました。Olgouは、おすすめ。
by grosgrain | 2013-02-15 19:56 | おしゃれについて

by Grosgrain