出産記 5 最初の日々
2012年 12月 10日
2466gと小柄にうまれた娘。
小柄だったからお産が軽かった、ということももちろんあると思います。
私に取って分娩の際の赤ちゃんのサイズは「想定内」でした。
これなら充分出せそうだな、と実感しながら呼吸を繰り返していました。
「鼻からスイカ」ではなかったです。笑
身体に充分な体力も残して出産を終えました。
母子同室なので、出産後身体を拭かれた赤ちゃんはすぐに部屋に届けられます。
授乳もすぐに始まります。
とにかく最初はお乳がでなくとも何回も赤ちゃんにすわせることが大事、
と事前に産院から教えられ、また乳首マッサージも行っていたので
初日の夜に糖水を20ml与えたのみで、後は少しずつ母乳が増え、
母乳で過ごすことができました。
乳首はすわせた後ワセリンで保護し、次の3時間後に備える。
粘膜なので復活は早い。おかげで切れることなく、無事でした。
夜になると他の部屋から威勢のいい赤ちゃんの泣き声が輪唱のように
聞こえてきます。
一方娘は、時計のような3時間おきの授乳、その際激しく泣くこともなく
穏やかにふにゃふにゃ、と目をさまし授乳を終えると寝てしまう。
お産の重さは、母体への負担もありますが、赤ちゃんにも同様の負担が
かかるはず。疲れた、怖かった、不安だった、そんな赤ちゃんの心の状態が
最初の日々の夜泣きに通じているのではないか、と感じました。
入院中は部屋は常に薄暗くし、赤ちゃんをおくるみできゅっとくるみ、
できる限り子宮内の環境からの変化を少なくとどめるように心がけました。
今、2週間以上たち、だんだんと意志表示をするようにはなってきましたが
理由がわからず泣くということがまだないです。
おむつがぬれている、お腹がすいた、静かすぎて不安になった…
娘の涙には理由があるのが実感できるので
戸惑うことは少ないです。
もちろんこれから理不尽な涙にも出会っていくのかもしれませんが、
最初の日々をこうして彼女の望みに答えられていることが
今後の自分達を支えてくれる気もします。
私の体調を鑑みながら、
自分が産まれる日を選んで、降りてきた娘。
お互い呼吸を合わせるようにお産に臨むことができたこと。
そして、短い時間で母子ともに疲弊することなく
お産を終えられたこと。
一つ言えるのは、やはり出産というのは
自分にとっても赤ちゃんにとっても、
人生において”死”と同じ重さをもつ、重要なイベントであること。
それに向かって心も身体も充分に準備するにこしたことがないな、
ということです。
準備といっても、
特別な筋力トレーニングや特殊な呼吸法が
必要な訳では全くなく、
自分が納得する出産場所、出産方法、
疑問や不安を全て事前に解消しておくこと。
そして出産に向けた身体の調整を時間のある限り行い、
ポジティブなお産へのイメージを作ることが何より大切。
ヨガの浜田里佳先生から出産後こんな言葉をもらいました。
「野島さんは心が素直な人なんだろうな〜と。
いいお産になるのも、素直な人がいちばんなんです。」
素直=あまり頭で考えようとせず、身体の声に耳を傾けること
かな?と解釈しました。
今回の出産記が、今後出産を迎える女性やそのパートナーにとって、
少しでも準備の参考になればと、記しました。
お産は、苦しく痛く、
辛いものではありませんでした。
準備さえ整えば、とても自然な営みであり
充実感に満ちた体験であること、
お伝えしたいと思います。
お産、ぜひ楽しんでください。
出産記追記:いきまずに産む方法
小柄だったからお産が軽かった、ということももちろんあると思います。
私に取って分娩の際の赤ちゃんのサイズは「想定内」でした。
これなら充分出せそうだな、と実感しながら呼吸を繰り返していました。
「鼻からスイカ」ではなかったです。笑
身体に充分な体力も残して出産を終えました。
母子同室なので、出産後身体を拭かれた赤ちゃんはすぐに部屋に届けられます。
授乳もすぐに始まります。
とにかく最初はお乳がでなくとも何回も赤ちゃんにすわせることが大事、
と事前に産院から教えられ、また乳首マッサージも行っていたので
初日の夜に糖水を20ml与えたのみで、後は少しずつ母乳が増え、
母乳で過ごすことができました。
乳首はすわせた後ワセリンで保護し、次の3時間後に備える。
粘膜なので復活は早い。おかげで切れることなく、無事でした。
夜になると他の部屋から威勢のいい赤ちゃんの泣き声が輪唱のように
聞こえてきます。
一方娘は、時計のような3時間おきの授乳、その際激しく泣くこともなく
穏やかにふにゃふにゃ、と目をさまし授乳を終えると寝てしまう。
お産の重さは、母体への負担もありますが、赤ちゃんにも同様の負担が
かかるはず。疲れた、怖かった、不安だった、そんな赤ちゃんの心の状態が
最初の日々の夜泣きに通じているのではないか、と感じました。
入院中は部屋は常に薄暗くし、赤ちゃんをおくるみできゅっとくるみ、
できる限り子宮内の環境からの変化を少なくとどめるように心がけました。
今、2週間以上たち、だんだんと意志表示をするようにはなってきましたが
理由がわからず泣くということがまだないです。
おむつがぬれている、お腹がすいた、静かすぎて不安になった…
娘の涙には理由があるのが実感できるので
戸惑うことは少ないです。
もちろんこれから理不尽な涙にも出会っていくのかもしれませんが、
最初の日々をこうして彼女の望みに答えられていることが
今後の自分達を支えてくれる気もします。
私の体調を鑑みながら、
自分が産まれる日を選んで、降りてきた娘。
お互い呼吸を合わせるようにお産に臨むことができたこと。
そして、短い時間で母子ともに疲弊することなく
お産を終えられたこと。
一つ言えるのは、やはり出産というのは
自分にとっても赤ちゃんにとっても、
人生において”死”と同じ重さをもつ、重要なイベントであること。
それに向かって心も身体も充分に準備するにこしたことがないな、
ということです。
準備といっても、
特別な筋力トレーニングや特殊な呼吸法が
必要な訳では全くなく、
自分が納得する出産場所、出産方法、
疑問や不安を全て事前に解消しておくこと。
そして出産に向けた身体の調整を時間のある限り行い、
ポジティブなお産へのイメージを作ることが何より大切。
ヨガの浜田里佳先生から出産後こんな言葉をもらいました。
「野島さんは心が素直な人なんだろうな〜と。
いいお産になるのも、素直な人がいちばんなんです。」
素直=あまり頭で考えようとせず、身体の声に耳を傾けること
かな?と解釈しました。
今回の出産記が、今後出産を迎える女性やそのパートナーにとって、
少しでも準備の参考になればと、記しました。
お産は、苦しく痛く、
辛いものではありませんでした。
準備さえ整えば、とても自然な営みであり
充実感に満ちた体験であること、
お伝えしたいと思います。
お産、ぜひ楽しんでください。
出産記追記:いきまずに産む方法
by grosgrain
| 2012-12-10 19:00
| 出産記